今日も朝風呂は叶わなかった。この日記を書いたりしていると意外と夜遅くになってしまうもので、なかなか睡眠時間の確保ができなかったりすることもひとつの要因かもしれない。中途半端に時間が余っていたが、きょうはこの旅の楽しみの一つ、SL人吉号への乗車があるので、絶対に遅刻できない戦いがここにある、ということで、早いに越したことはないと、ささくさとホテルを出た。今回泊まったスーパーホテルは、チェックアウトの手続きが必要なく、勝手に帰っていいので楽である。ただ、部屋の鍵が6桁の暗証番号なので覚えられず、常に暗証番号が書かれたレシートを携帯しなければならないのが難点だった。
熊本駅に9時過ぎに到着し、時間に余裕があったので忘れないうちにおみやげを購入。最近はおみやげを宅配便で送ることが多くなった。昔は帰りのターミナル駅・空港で土産を買っていたのだが、経由地で気になったお土産は荷物になるので、おおよそ購入を諦めていた。しかし宅配なら気兼ねなく大量のおみやげを購入して発送できる。そうすれば最後の空港では、最低限買い忘れたものを買えばいいのだ。 そして9時半にホームに降りると、すでにSLのまわりは子供連れの家族でいっぱい。大きなお友達はほとんど見かけず、一方で韓国語や中国語を話している人も多かった。さすが九州。外見を撮影しているうちに発車時刻が近づき、そそくさと乗車。今回、JR九州のネット予約で購入したのだが、窓側が確保できたものの、まさかのボックス席。これは気まずいぞ・・・と思っていたら、SLが発車した時に、相席の人はいなかった。良かったと思ったのもつかの間、ラウンジスペースで見学していた4人家族が、ボックス席に登場した。おそらく大人一人に小人一人という扱いで2席分だったのだろう。怪獣たちの登場である。 とはいえ、比較的親がしっかりしていたので、子どもたちの怪獣度合いは比較的穏やかだった。むしろ窓側を確保してごめんなさい、という気持ちになってしまう。空きが無かったからなのかもしれないが、せめて2人席のところにしていただきたかった。しかし、相変わらずSLの煙はすごい。今回乗車した人吉号は、展望スペースこそあるものの、外に出られるデッキはない。過去、出発から到着までほぼデッキに居て煤でTシャツが再起不能になったことがあるが、煤の破壊力は半端じゃない。冒頭の写真は、SLが駅を出発する直前の出来事だが、SLが本気だすと、こんなにも煙が出てくる。そして人吉駅で下車し、帰りのSLを見送った。 帰りのSLが人吉駅を出発するまで時間があったので、昼食を取ることにした。行き当たりばったりだが、昼食の場所は直ぐに見つかった。おみやげ屋と料理屋が併設したていた観光客受入用の施設なのだろう。私が立ち寄った時も、ちょうど大きな団体とすれ違った。昼食は鶏天とそばと高菜おにぎりのセットを購入。旅の醍醐味として、昼からビールを飲みました。しかし、高菜ってうまいなぁ。 その後、駅に戻るとなにやらハッピを着た集団が踊っていた。どうやらよさこいのようで、ちょうど昨日ときょうが球磨川のよさこい祭りらしく、メインの会場は別なのだが、きょうはたまたま昼に人吉駅でのパフォーマンスとなったようだ。しかし集団で踊っているのを見ると、自分も混ざってみたくなるが、そこはグッとこらえて集団の踊りを見学する。みんな楽しそう。 うっかりよさこいを楽しんで、SLを見送った後は、宿に一直線・・・といきたいところだが、歩いて多少観光ができそうだったので、数件、神社や寺めぐりをすることに。そんななかで気になったのは「ゆうれい寺」こと永国寺。なんでも4百数十年前に幽霊がこの寺に出てきてうんぬんかんぬん、と書いてあったが真相はどうでも良かったのでパス。その時に書かれた幽霊の掛け軸が大切そうに展示されていた。裏手には幽霊池といって、幽霊が出たとされる池があるらしい。 きょうの宿は、予約の時に電話で名字だけ伝えて、電話番号すら聞かれず「わかりました」とあっさり予約がとれてしまい、本当に予約が取れたのかどうか不安な宿だったが、そこはバッチリ大丈夫だったようで、ちゃんと予約が取れていた。しかも案内された部屋は、まさかの離れ風呂付き。こんなの高級旅館の高い部屋でしか付いてない。おそらくきょうの宿泊は私一人だけなんだろうな。 部屋の離れ(といってもとなり)の風呂はそこそこ広い、まあ、3人は入れるかな(嘘です。2人が限界だと思います)。お湯の温度はちょっと熱め。しかし、源泉かけ流しなのがいい。常にお湯が出て、風呂を満たした湯が排水口に出て行くと、ここの温泉地はパワーがあるなという指標になる。風呂の中で循環しているのは、しょうがないとは思うけど、ちょっとガッカリ。 一方でメインの風呂は、立ち寄り湯もやっている関係かものすごく広かった。夜に撮影したから暗くて寂れた感じがするけど、竹の先から勢い良くお湯が出ている温泉なんて、そうそう多くはなく、贅沢な感じがする。 夕食はオーソドックスな旅館のご飯。とはいえ、ここでも川魚の鮎は名産らしく、塩焼きの他に鮎の白うるか、いわゆる塩辛のようなものを食べることができた。これは癖になる味で、酒が進む。調子に乗って米焼酎を頼んだら、一気に眠くなってしまい、布団にはいらずうたた寝してしまった。
by hidemite
| 2014-09-28 22:39
| またまた九州
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