【組込】 Kabini(Athlon5350)でPS2-PCを作る
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 AMDの新しい省電力プラットフォームAM1シリーズが発売され、長らくE-350を使っていた私としては、非常に興味をそそられた。普段はネットを見るだけに使っているリビングPCは、なるべく省電力のもので組んで、小さい筐体でテレビの横に置きたい。そう思って作った初代のPCがAtomだった。しかし、発熱や動作速度が遅い。そしてその次に手を出したのがION機。しかし、グラフィックは改善されたものの、如何せんCPUパワーの不足が目立っていた。

 そんななかでE-350が出た時は衝撃的だった。ACアダプタでの動作が現実的になり、ファンレスとはいかないまでも、かなりファンの動作音を抑えることができたので、SSDを使えば動作音はほぼないに等しい環境を作れるようになった。ただ、最近のFlashバリバリのページを見ようとすると、動作がもっさりすることが気になるようになった。

 そんななか出てきたAM1シリーズ。性能が高まって更に省電力、おまけに安いということもあって、まさに自分が求めたものに叶いそうなモノ。CPU(Athlon5350)とマザー(AM1I)合わせて1万円ちょっとなので試しに買ってみた。やはり、E-350より格段に動きがスムーズになっている。ニコニコ動画でコメントがたくさんあってもカクつかないし、webページの読み込み速度も早くなった。これならあと数年は使えるリビングPCになるだろう。

 あとはどの筐体に組み込むか。ちょうど手元に使わないPS2があって、新型も持っていたことから、旧型のPS2に入らないか挑戦してみることにした。結論としては、なんとか入った。PS2は、DVDやコントローラーを差す上部と、メイン基板が入っている下部で奥行きが異なり、当初は下部に入れようと思っていたけど、尺が足りない。一方で上部なら図ったかのようにピッタリ。本当はDVDの出し入れも本物同様にやりたかったけど、ITXマザーではそれが叶わないので、諦めることに。余った下部にドライブ類を格納することにした。

 写真だと見づらいけど、下部にスロットイン式のDVDドライブが入っている。上部のDVD挿入部とメモリーカード差込部は、0.5mmの黒い塩ビシートで塞いでその上から接着剤でダイレクトに接着した。マザーが逆さまに取りつけてあるので、上下逆になっている。バックパネルは黒い塩ビシートで自作。

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 内部全景。個人的にACアダプタ外付けが嫌なので、なんとか内蔵してみた。電源ボタンとLEDはPS2のものをそのまま流用。ただ、電源ボタンとCDのイジェクトボタンで共用されている線があって、そのまま繋ぐと機能しないのでイジェクトボタンのみ暫定的にお飾りになっている。左が上部、真ん中が下部、右が中間部になっている。この中間の部分も筐体の一部になっているので外せないし、しっかり残さないと強度が保てない。

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 各部拡大、上部。マザーはかなりスッキリしている。Athlon 5350の上部のファンは取り外して、後述するケース唯一の12cmファンに活躍してもらうことに。最終的にケースを止めるネジ部分の左上と右下で固定できるようにしている。真ん中のネジ止めは邪魔になるのでカット。PS2のヒートシンクに接触する鉄板は剥ぎ取って、筐体に接着してあるものだけ残した。右下は電源ボタンとLEDの変換部分と、PicoPSUと、DCコンバータ。PicoPSUは、直挿しだと高さが超えてしまうので、電源ケーブルを付け直している。

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 中間部。ACアダプタは16V5Aのノート用の電源。ACインレットはPS2のものをそのまま流用。テープで止めているけど、このあとちゃんとマウンタをアルミ板で作っている。PicoPSUには12Vでわたさないといけないので、先のDCコンバータをかませている。秋月電子で購入した12V8A対応のものを使用。ファンは12cmファンがギリギリ入る大きさだったので、回転数による騒音を減らすためにこの大きさを採用。ただ、そのままだとマザーの音声出力の部分に鑑賞するので、マザー側の一角だけ削っている。

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 下部。DVDドライブと、その下にSSDが隠れている。PS2のUSB接続部と通気孔の部分を広げてDVDの出口を作り、マウンタはアルミ板で自作。また、Slimline SATAの変換ケーブルをそのまま使うと電源のコネクタが大きいので、電源ファンと同じ3ピンの端子に付け替えた。

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 12V5Aということは最大60Wしかないので、動作は大丈夫かなぁと思っていたのだが、ニコニコ動画などのweb閲覧を使っている分には動作に支障がない。まだ最大負荷のテストなどはしていないので、今後動作チェックをしたいところ。ただケースは多少熱を持つので、もう少し排熱の構造を考えないといけないかもしれない。ま、とりあえず動くのでいいや。PT2の録画PCもこれでいけるなあと思いつつ、標準のマザーだとSATAが2つしかないので、いろいろこだわるとお金がかかってしまい本末転倒になるので、悩みどころ。と思ったら、今はAM1B-ITXも5千円以下で買えるのね。

 今回の加工で一番役に立ったのが、ホットナイフ。熱の力でプラスチックを溶かしながら切断していくもので、説明書には板は1ミリまで切断可能と書いてあるが、ゆっくりと時間をかければ3ミリくらいの板まではなんとかなる。いままでは力技でなんとかしていたが、今回はこのホットナイフのおかげで加工がだいぶ楽になった。
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by hidemite | 2014-05-26 16:11 | PC
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