ソフト配信大手のVectorが、開発者に対して「ソフトの作成時におけるパッカー(Packer)の使用中止に関するお願い」というメールを送った。その理由としては大きく2つ。
1)パッカーは、プログラムを解析されにくくする目的で、
ウィルス等のマルウェアに対して使用されることが多くある。
そのためセキュリティソフトが「ウイルスだ!」という可能性がある。
2)パッカーで圧縮可能なファイルサイズは微々たるもの。メリットがない。
そもそもパッカーとは何ぞや?とプログラミングをやっていても聞きなれない言葉に、私の脳はフル回転。LZHの配信も中止になった上に、ZIPの配信もダメになるのか?どうしたらいいんだ?と考えてしまった。
で、google先生に教えてもらったら、「パッカーは、実行できる状態で圧縮や暗号化を行うツール」つまり、実行ファイルの中身が圧縮・または暗号化されているモノ、ということがわかった。ウイルスをわかりにくくするための亜種を作るのに最適な手段として活用されているらしい。
ウイルスを潜り込ませる手口がどんどん巧妙になっていて、イタチゴッコの様相を見せている。ソフト開発者も色々と工夫している一方、制限がどんどん多くなって、キビシイなぁ。