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【秋葉原】 クレバリー倒産
 既に報じられていたみたいだけど、今日秋葉原に行ったらクレバリーが倒産していたことに気がついた。ほんの数カ月前に店舗を一本化していたので、経営は厳しいのかなと思っていたけど、倒産するとは思っていなかった。これでまた秋葉原のパーツ屋が一店舗消えていく。

 タイの洪水でHDDの値段が高騰したことなどが、売上不振の理由らしい。確かにクレバリーはHDDが安いイメージがあったから、ひとつの柱だったのかもしれない。ただ、ツクモがヤマダの傘下に入ってからは、ツクモのほうが安いこともしばしばあったなあ。しかも、タイの洪水前は、2TBのHDDが5千円台後半で購入できた。今ようやく安くなってきたけど、それでもようやく8千円台。以前の値段を知っている人なら、切羽詰まっている人を除いて様子見をするだろう。そうなると、売上が落ちるのは当然のことか。SSDブームがもう少し早く来れば、なんとかなっていたのだろうか。

 しかし、ここ数年で自分に照らし合わせると、メインのパソコンはしばらく買い替えていない。十数年前の高校生から社会人数年目までは、1~2年でどんどん新しいパーツを買い、どんどん新しいパソコンにしていった。PT2用など必要に迫られて作ったものがあるくらい。おそらくよっぽどのことをしない限りは、マシンパワーが充分な領域に達しているのだろう。買い替えサイクルが長くなったという人は、他にもいるだろうから、次々とパーツを買っていく人は、昔に比べれば相当減っているんじゃないか。パーツショップも相当厳しいのだと思う。

 さらによくよく考えると、PCパーツだけでなく、液晶テレビも、携帯電話も、何もかもが長期使用に耐えうるものになってきている。その昔有名だったソニータイマーなる言葉を聞くことは、だいぶ少なくなった。「いいじゃん、まだ使えるから」という言葉は、一昔前はみみっちい言葉の代名詞だったが、今ではこの言葉にみみっちいなんてイメージはかけらもない。ただ、「いいものを、長く使う」ということは、地球環境の面から見れば非常に優しいことだが、それはモノ作りから販売に至るまでの商売に、多大なる影響を与えてしまっているんだなぁ。
by hidemite | 2012-06-01 21:21 | 日常
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