【客目線】 ささやかな、心遣い
 早朝、タクシーで会社に向かった際に、運転手から「よかったらどうぞ」と、のど飴を差し出された。私はそれほど飴が好きではないのだけど、さほど押し付けがましくない雰囲気だったこともあり、思わず受け取ってしまった。こういうのをささやかな心遣いというのだろう。

 ここ最近、ささやかな心遣いに出会うことは少なくなった。それとは逆に、押し付けがましい心遣いが目に付く。自分が気難しい人間ということもあるのかもしれないが、求めてもいないのに「貴方はこうすると喜ぶでしょう」と決めつけたような接し方をされると、なんだかなぁと思う。

 そんななか、中日新聞の医療関連のコラムで興味ある記事をみつけた。認知症のおじいさんがレジでティッシュペーパーをお札がわりに差し出したのに対し、レジの人は「申し訳ありません。当店においては現在、こちらのお札はご利用できなくなっております」と答えたのだそうだ。できるひとは、ちゃんとできる。

 自分がいざそのような立場になると、そうすることができるかどうかは難しい。ささやかな心遣いができるのが日本人の強みのひとつでもあったが、その文化がどんどん廃れていっているような気がして、せめて自分自身だけでも努力しようと思った今日この頃、皆さん如何お過ごしでしょうか。
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by hidemite | 2012-03-19 05:24 | 日々思考
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