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【再出発】 手術後4週間、再び大地に着く
 先週装具のための足型を取ってから1週間、自分の足の形に合わせた装具が出来上がった。アキレス腱を初めて切った時にwebを見ていたらいろんな装具が出てきて、こうしたものを付けるのかなと思っていたら、ギプスで終わって拍子抜けしていた記憶がある。が、結局再断裂で付けることになった。

 この装具、自分の足の形に合わせて作られているので、まさにピッタリ。しかし、足が動かないように固定しなければならないので、ベルトできつく締めなければならない。足の甲の上と下に2点、そして脛の上のほうに1点の計3点でがっちり足を固定する。これで足と装具が一体化。そしておそるおそる大地に立つと、難なく立てる。

 前回の保存治療の最後あたりで、ギプスに踵を付けた状態(ギプスヒール)で歩くことができたが、それと同じような状況。しかし、前回と違うのが、足に角度がついているということ。まだ足を直角にできないので、女性のヒールのように踵が高くなっている。この踵の部分は6層に分かれていて、1週間毎に1枚ずつ取り外して角度を徐々に直角に戻していく、ということをやっていくのだ。必然的にこの装具は6週間履くことになる。

 それにしても、この装具は簡単な作りなので、このまま道路で歩くことができず、カバーを履くのだが、そうなると左足がものすごく長くなる。装具で6センチ、カバーで2センチくらいだろうか。だから、両足が大地につけるといっても、ものすごく歩きづらいのだ。また、地味に坂道が辛い。結局足の角度は固定されているので、自由に曲げられるのは膝まで。膝に負担がかからないといいのだが。
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by hidemite | 2013-09-26 22:37 | アキレス腱断裂
【再出発】 手術後3週間
 再断裂に伴う手術から3週間、きょうは来週から履く装具の採寸を行った。手術してつなげた場合は、固定し続けると逆に固まってしまうので、およそ1ヶ月を経て、装具という歩行用の補助器具を付けて歩行訓練をしながら回復への道を辿ることになるそうだ。補助輪を付けて自転車に乗るイメージだろうか。来週には両足を地面に付けられると思うと、気持ちとしてはだいぶ楽になる。不安も少しあるけど。

 その装具は、長靴よりも長く、女性のブーツの高さくらいある。私の足にぴったり合わせるため、膝下からつま先まで石膏で型を取るのだ。足にラップを巻いて、足の甲や踝、親指の付け根などにマークをつけていき、その上から1本の紐を上から下まで通した上で、布状の石膏を巻いていく。そのあと丁寧に1本の紐に沿って石膏に切れ目を入れて、足を抜くと型の出来上がり。ラップの上のマーキングが、石膏にちゃんとプリントされている。

 出来上がりは1週間後。そこから6週間、足の角度を徐々に直角に戻していって、6週間後に晴れて日常生活程度ができる身体に戻る。医師が最初に言ったように、確かにギプスなどが取れるまでの復帰期間は同じ8週間で変わらないんだな。とはいえ、ギプスじゃないことを考えると、生活は手術のほうが楽である。

 しかし、手術は金がかかる。入院と手術で13万。差額ベット代は別途。そして、実はこの装具が6万円もする。個人の型に合わせるからだろうが、高い!一応、健保組合に申請すれば3割負担で済むそうだが、それでも2万円もする。どちらにせよ引き渡しの時には全額用意しなければならないのだ。

 金をかけて手術で楽な生活を得るか、自然治癒でじっくり治していくか。どちらにせよ、最終的なアキレス腱の強度は変わらない。手術は1週間程度入院することになるし、身体にメスを入れるリスクも少なからずあるし、術後はしばらく痛みに嫌気が差す。天秤にかけると微妙なところではありますね。
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by hidemite | 2013-09-19 21:25 | アキレス腱断裂
【再出発】 手術後2週間
 毎日包帯を外してシャワーを苦労なく浴びることができるのはすごく楽である。しかし、足の角度が深くならないよう常に気をつけなければならない。ガシガシ洗って大丈夫とはいうものの、やはり傷口がダメにならないかは心配である。医者は傷跡は綺麗になるというが、まだ手術の後は生々しく残っている。すぐ消えるとは思っていないけど、どれくらい期間がかかるのだろうか。

 そして毎日包帯を外して自分の足を見ると、明らかに細くなっている。特に気になるのが足の脛。ふくらはぎのあたりは足の裏側だけでなく、表側も少し膨らんでいるのだが、定規を当てたかのような綺麗な直線になっている。まさに骨と皮だけ。これは足が細いことや傷口が残っていることよりも自分にとってはショックだ。

 きのうでちょうど手術から2週間経ったということで、きょうから簡単なリハビリをおこなうという。リハビリとはいっても、床に座って足に負担がかからない程度に足首を曲げることなのだが、これが本当に曲がらない。一応自分の意志で足を手前に曲げることはできて、アキレス腱を切った時よりはコントロールできている感覚があるのだが、あまりの微動だにしない足を目の当たりにすると、本当に地面につけるようになるのだろうかと心配になる。

 ところでギプスを外してわかったことだが、今まで痛いと思っていた傷口の痛みは、実は傷口ではなく、手術した中のほうだった。確かに筋肉を剥がして腱に持って行っているんだから、違和感がないほうがおかしいんだよな。体勢によってはピリピリした痛みが走る。そしてずっと座っていると、むくみに加えて、ふくらはぎが縮んだような感じになり、足を水平にする時にゆっくり伸ばす必要がある。

 やはり自然治癒と手術ではかなり勝手が違う。ギプス固定はむくみにこそ気をつけなければならなかったが、それほど痛みを感じることはなかった。手術は、気がつけば弱い痛みを感じたり違和感があったりと、治りかけているのか無理しているのかがわからないところが難点だ。

 それにしても、最初の断裂から2ヶ月半以上経ち、あまりの松葉杖使いの長さで、事情を知らない会社の他部署の人間が「治りが遅いね」という。その度に「実は再断裂しまして・・・」と話す自分が虚しい。そろそろ現実逃避が近くなってきました。
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by hidemite | 2013-09-13 19:31 | アキレス腱断裂
【抜糸】 手術後11日
 入院中にギプスを巻き替えてから1週間のあいだ、毎日足のむくみと戦い続け、ようやく抜糸の日を迎えた。椅子に座って2時間もすれば、パンパンに腫れたふくらはぎが行き場をなくし悲鳴を上げる。気が散って仕事にもならないけど仕事はしなければならないし、八方塞がりのなか復帰生活を送っていた。今回は多少緩く巻いてもらえるようお願いしよう。

 実はこの日は、手術前から診察を予約していた日で、本来であればこの日に松葉杖を返して、晴れて両足の生活に復帰するはずだった。その間に入院・手術と手順を追っていったので、診察日を替えることなく、診察の内容が変わることになった。もうね、毎日寝る前に思い出すんですよ。ああ、なぜあの時、と。まあ、やってしまったものは仕方がない。

 20センチ強の切れ目をおよそ1センチ間隔で縫われている黒い糸は、切れ目をガッチリ固定しているわけで、抜糸の時は痛みが走るのかなと思っていたが、一瞬チクっと感じるだけで、殆ど痛みはなかった。1分ほどで抜糸終了。皮膚は十分くっついているが、踵の部分には丁寧にテープが貼られた。

 そして、新たなギプス生活か始まる・・・かと思いきや、出てきたのは再断裂の時に使ったギプスシーネ。今回は手術でアキレス腱の部分がつながっているので、足を完全に固定する必要はないらしい。これなら包帯を外せば開放できるし、むくんでもどうしようもない状態にはならないだろう。とはいえ未だ地面に足をつけるわけにはいけないけど。

 さらにビックリしたのは、今回の固定は踵側を固定するのではなく、脛から足の甲にかけて、つまり足の上の部分に乗っかる形で固定されること。前回再断裂の時にも経験したとおり、アキレス腱の回復過程で一番やってはいけないのが、アキレス腱が突っ張るような形になること。なので足の角度が地面に直角にならないようなストッパーの役目を果たしている。

 とはいえ、アキレス腱の部分は包帯1枚。何回かグルグルしているけど、なんとなく守られていない感じがするのは不安が残る。うかつに足を蹴られようものなら、また切れちゃうんじゃないかってね。とはいえ、明日から手術部分を含め洗っていいということ。これで東京都指定のゴミ袋からもおさらばである。ギプスじゃない生活は楽だ。

 今週末もう一度病院へ行き、そこからリハビリスタートとなる。さて、がんばろう。
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by hidemite | 2013-09-09 17:15 | アキレス腱断裂
【入院】 再断裂治療 7日目・退院
 結局1日としてうまく寝付くことができなかった。入院生活に慣れなかったというのもあるが、もう一つの原因は隣人のマナーの悪さ。消灯時間になっても携帯電話をいじっているのだ。そのボタンを押す音は、意外と部屋のなかに響く。どうせきょうが最終日だからと文句は言わなかったのだが、これでは差額ベッド代を払ってまで2人部屋である意味が無い。2人部屋は嫌だなぁという予感が、この期に及んで的中した。

 毎日朝6時に起きて、何をして過ごすか困っていた生活はきょうで最後。相変わらずの朝食のパンは納得がいかないけど、家に帰ればカップラーメンでも何でも食べられるから、気にしない。帰ったら真っ先にしたいことはなんだろうかと考えているうちに、また眠ってしまった。

 10時前に事務担当者が会計の明細を持ってきた。予想をちょっとだけ超えた21万円。おそらく8月と9月に跨って入院していた影響があったからだろうが、1週間で20万も飛んで行くとは・・・怪我はするものじゃないね・・・それにしても気になるのは、手術代より麻酔代のほうが高いということ。全身麻酔って手術よりも価値が高いのか。体調管理が大変なのかもしれないけど、手術のほうが大変だと思うんだけどなぁ。

 退院は、病棟の看護師がエレベーターまで付き添って、そこでお別れ。テレビドラマのような全員で見送りなんてものは想像していなかったけど、あっけないものだなぁ。よく考えてみれば、その後入院費用の支払いがあるので、退院とともにタクシーに乗るなんてことはできないのだ。

 1週間ぶりに吸った外の空気は、それほど新鮮と感じたことはなかった。1週間程度では簡単な旅行と変わらないのかもしれない。それにしても高く付いた旅行だった・・・やっぱり自宅は快適だなぁ。
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by hidemite | 2013-09-03 13:24 | アキレス腱断裂
【入院】 再断裂治療 6日目
 まだ色々なところに痛みはあるが、だいぶ治まってきた。足の痛みは置き場所さえ気をつければそれほど大きな痛みは起きない。とはいえうまい置き場所はなかなか見つからないもので、何度も位置を変えて対処する。尿道の痛みもそこそこなくなって、一遍に排出することができるようになった。きょうは一度ギプスを外して術部を消毒するということだが、担当医がいつ来るかはわからないのだという。

 それにしても、医師も看護師もとんだ激務だなあと、入院して改めて感じた。医師は外来患者を診て、手術もやって、手術後のケアもして、と空き時間を見つけては縦横無尽に駆け回る。一方の看護師も1人で何人もの患者を受け持ち、その患者の様々な要求に答えながら職務を遂行していく。大学病院は決して楽な病院じゃないとは噂に聞くが、それでもよほどの使命感がないと、とても務まらないものだと思った。

 担当医がやってきて、ギプスを外して消毒する時間がやってきた。ギプスが外れると、手術のために皮膚を切り開いた1本の線が見える。その長さはおよそ20センチ強で、筋肉の膨らみに沿って緩やかな曲線を描いていて、およそ1センチ間隔で結索されている。特に大きく腫れている部分もないので、経過は良好のようだが、やはりこの赤い線はインパクトが大きいものだ。1週間後抜糸をすることが決まり、改てギプスが巻かれた。

 何の問題もなく退院することができるようになり、きょうはその前祝いということで、売店でアイスとコーヒーを買うことにした。この1週間、自戒の意味も込めて余計なものを口にしないようにしてきたので、せめてもの御褒美である。でも、長い間我慢していたこともあって、こんな些細なことが大きな幸せにつながるのだ。8階の窓から見える景色とともに、アイスとコーヒーを口に含む。外だけ見ていれば、まるでおしゃれなカフェにいるかのようだ。しかし振り向けば病室という現実に引き戻される。

 ようやく明日、あの外の世界に戻れるのだ。とはいえ、3か月前に切ったあのスタートラインに再び戻るだけで、左足にはギプスが巻かれている。今回は手術で腱を仮止めすることができてはいるものの、自分の体重を支えることはできていない。おまけに、足の固定をちゃんとしなければならないためか、これまでよりきつくギプスが巻かれているので、すぐ浮腫んでしまうのだ。これで日常生活が送れるのか不安になるくらい。やはり前回よりマイナスのスタートなんだろうな。

 さて、退院にともなって気になるのが入院と手術にかかった費用である。運の悪いことに8月と9月に別れてしまったので、限度額の適用を受けられるかどうか。保険外の差額ベッド代だけで7万だからなぁ・・・
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by hidemite | 2013-09-02 20:06 | アキレス腱断裂
【入院】 再断裂治療 5日目
 多少眠れるようになったが、その一方で腰の痛みが気になって仕方がない。やはり1日中ベッドの上だと、いくら体制を変えたり身体を起こしたりしても限界がある。そろそろベッドに根が生えそうな勢いだ。きょうからは点滴もないので、何で入院しているのかわからなくなってくる。いや、わかるんですけどね。

 点滴をしないとはいえ、抗生物質は飲み薬で3日間服用する。傷口は2日もあれば完全に塞がるので、現状で感染症の疑いがなければほぼほぼ問題がなく、念のための措置になるということになる。とはいえ、術部周辺はギプス越しにもほのかに熱が伝わってくるので、まだまだ皮膚はいろんなものと戦っているのだろう。冷やすために氷枕を置いているが、この氷枕の長持ち具合がすごい。私はギプス越しなのでそれほど温まらないからということもあるのだが、およそ半日は持つのだ。単純にゴムの氷嚢にクラッシュアイスを詰めただけだが、威力抜群。風邪引いたときはこういう氷枕があると便利だなぁ。

 入院していて、意図的に時計もあまり見ないようにしていたのだが、それでも何かの拍子に時計を確認してしまい、きょうはもう9月になったのだと気づいた。そうか、もう8月は終わってしまったのか。今年の夏は、とにかく残念な夏だったなぁ、来年の夏は楽しい夏になるのかな、と思いながら、淡々とゲームをやったり、本を読んだり。予定通りあと2日後に退院できることが決まったので、残り1日半が待ち遠しい。

 初めての入院だと、結構わからないことが多い。そのために病院からは遠足のしおりのような入院の時の注意という冊子を入院者に渡すのだが、どこまで看護師にわがままを言えるのかわからない。私の場合は左足が不自由なだけで、あとは殆ど自分でできるので、自分のプライドも手伝って、看護師に要望を言うことは殆どなかった。しかし、ムリなお願いでなければ、お願いしないと損することもあるようだ。

 というのも、きょう看護師に「洗髪したいのですが」というお願いをしたら、わかりましたとすぐ対応してくれたのだ。もしかして昨日お願いしていたら昨日できていたんじゃないか?と思うくらいの対応で拍子抜けしてしまった。まあ、昨日までは点滴の管が刺さっていたのでムリだったかもしれないけど。看護師は言われ慣れているので、とりあえずお願いしてみるというくらいが良かったのかもしれない。しかし、日に日に看護師が変わっていくのだけど、これはわざとこうしているのだろうか。同じ人間だから毎日一緒である必要はないと思うけど、入院初日に担当の看護師になった人とは、それきりである。

 洗髪は、美容室にあるような深い洗面器にシャワーホースが付いているところで行う。水が跳ねて服にかからないように、ビニールシートみたいな生地の前掛けをして、頭を洗面台に寄せて水が跳ねないように慎重に行うのだが、蛇口を一杯ひねると入院初日の風呂のシャワーからは考えられない勢いで水が出てきてビックリ。あやうくあたりを水浸しにするところだった。シャンプーすると、やはり頭皮に脂が溜まっていたようだった。髪の毛のギトギトした感触がなくなり、4日ぶりにサラサラした髪の毛が戻ってきた。もう1段階段を登れたのだ。

 ここ数日の最大のイベントとなっているのが、食事である。きょうの夕食はアジの開きだった。そしてようやく味噌汁の器が!開けてみるとすまし汁だった・・・ガッカリ。それにしても、毎日のカロリーが1800キロカロリーに調整されていることに驚く。まあ、ちゃんとした栄養士がいるからだけど、夕食だけ少し高く、朝と昼が少し低いけど、ほぼ等分になっているのだ。しかし、そこまで配慮しているなら、昼も夜も魚料理というのは、勘弁してほしかったなぁ。
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by hidemite | 2013-09-01 19:37 | アキレス腱断裂