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【学校】 中学生の輝かしい日々
 指の状態もかなり改善し、それなりに無理ができる状況になったため、昨日と今日はバスケをしたが、さすがに1ヶ月以上バスケに行ってなかったというブランクは大きく、5分と時間が経っていないのにもかかわらず「ハアハア」とアニメ女性に萌える中年男子さながらの息絶え具合で、今更ながらに先日の33歳を実感してしまう今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。何だかんだいっても最初の1時間くらいはそれなりに動けちゃったりして、そのままの調子でやってたりできちゃうところがにくいもんだ。でも、残りの1時間は確実にヘタレ人生をおくってしまうという体たらくぶりでは、中年ぶとりも目前という感じだろうか。かといって毎日朝早く起きて走りこむなんていう、学生時代の苦い思い出を思い出させるような熱い行動は、今の三日坊主丸出しの私には到底できるものではなかったりするため、どうすればいいだろうか困っていたりもする。まあ、今は考えないでおくとしよう。きっと未だ現実逃避はできる年齢のはずだ。

 今日は、私の母校でもある相模原市立新町中学校に顔を出した。というのも、私は大学では先生を目指すための学部に在籍しており、その4年間のうちに2回教育実習をして子供と戯れた、もとい先生となって学校に訪れたのである。そのうちの1回は小学校で、大学3年の時に小学校5年生の担任となった。その時の教え子(といえるべきかどうかは微妙だったりする)達が、今年無事に元気に中学校を卒業する運びとなったのだ。小学校の実習の時は実習生は私一人で、平均年齢およそ40歳の学校に放り込まれたもんだから、子供の食いつきが良かったのを覚えている。その中でも発達途上の5年生という学年を担当させてもらったのは非常に有難かったし、また、大いに楽しませてくれた。その後も私が学生をやっている時は地域の行事に参加したり、浅草寺の遠足に一緒に行ったり、お楽しみ給食を一緒に食べたりと、たまにしか顔を出さないものの、子供達はいつも先生と呼んでくれたので、少し照れくさかったりもしたのである。
 その頃から良く話していた子供から、昨年一通の年賀状が私のもとに届いた。そこには、その子が吹奏楽部に在籍していて、3月に「お花見コンサート」と題して保護者や地域の人に公開するコンサートを開くということが書いてあった。私もごくごく普通のサラリーマンになってしまい、もう学校に行くという時間も取れなかったため、子供達とは随分長い間逢っていなかったから、少々見に行くのも不安ではあったが、そこに顔を出すことにした。
 子供達は立派に成長していた。最後に会ったのが6年生の秋頃だったから、2年以上顔を見ていなかったことになる。若干あの頃の面影は残っていれど、立派な吹奏楽部員の上級生としての顔だ。小学校の教え子は5人在籍していたが、皆が皆、それぞれの成長を遂げたのだと思うと、たいして成長もしていない自分が恥ずかしくなるくらいで、この時は演奏会が終わると足早に立ち去った。その後彼らは県大会に出場したり、TBSこども音楽コンクールで優秀賞を受賞したりと、かなりの実力を発揮していたようであった。

 そして今日、第2回お花見コンサートが開催された。外は途中から雪も降ったため、体育館の中は寒く、とてもお花見といえる雰囲気ではなかったが、彼らの演奏はそれを感じさせないくらい素敵なものであった。中学生らしからぬ実力と、中学生らしい演出。途中OBOGを交えての演奏もあり、私の時代にはなかった吹奏楽部の演奏がそこにはあった。多少のトラブルもあったようだし、進行にたどたどしい部分があったのも事実だが、最後まで楽しく明るく演奏していたので、私も演奏そのものに集中することができた。最後は3年生の卒業セレモニーもあり、涙もありで、私もその教え子が泣いていたのを遠くから見えたりすると、思わず目から涙が出そうになった。

 夢から離れて3年。毎日がむしゃらにサラリーマンを続けているし、これからも暫くは続けていくと心に決めている。しかし、今日のような現場を見てしまうと、その気持ちが若干揺らいだりもするものだ。やはり学校はいい。いつかは先生になりたいという気持ちはやっぱりなくなっていなかったんだなあと思いながら、もう筋肉痛になってきた身体を気遣う今日この頃。バンテリンでも塗ったほうがいいかな。ま、今の仕事が面白くないと感じた瞬間に、それへの挑戦をすることになるのかもしれないなぁ。
by hidemite | 2005-03-13 23:21 | 日々思考
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