3月9日に新発売となった、ソニーのHDR-PJ760V/CX720V。まだまだレビューが少なく、いつもの
AVWatchが記事にしているが、なかなかよさそう。
ここには早速買ったひとが動画を上げているが、手ぶれ補正の威力はなかなかのものだ。私は普段、旅行で歩き撮りなどをしているが、特にスタビライザーなどを装着しているわけではないので、手振れがものすごいことになっている。これを買えば相当な改善が見込まれるが、プロジェクター無しモデルでも10万円弱。うーん。悩む。アクセサリを流用したいから、ソニー製品一択で行きたいのだが、他のメーカーもなかなか魅力的な商品を出している。
現在はHC7をメインに運用していて、ビデオ撮影はやはりカセットでないとね、とHDVを愛用しているのだが、今後家庭向けモデルでHDV対応の新機種が出るような流れはない。時代は完全にAVCHDに移行していて、現在のハイスペックなPCであれば編集も難なく出来てしまう。AVCHDであれば、ビデオの取り込みはファイルコピーで済んでしまうから、HDVのように実時間をかけて取り込む必要もない。そうなると、HDVを使い続けていく理由はどんどんなくなってしまうのだ。
ただ、ビデオテープというわかりやすい媒体に記録映像が残っている、という安心感は何事にも代えがたい。もちろんテープの管理を怠るとダメになってしまうが、カセットをガチャンと変えて再生ボタンですぐ見られるのは、利点の一つだと思う。ただ、時間のシークは当然ICメモリ(HDD)のほうが楽だ。結局カセットしか使ったことがないから、昭和の発想に留まってしまうのかもしれない。
最近ではデジカメでも、かなりの動画撮影機能がある。一眼機であれば、表現の豊かさでビデオ機よりも勝る機種もある(値段も勝るが)。こうした中、私は今後もビデオカメラを使い続けていきたいと思っているが、どこかでテープから脱却しなければいけない。そのポイントはいつになるのだろうか。
PJ760V/CX720Vの欠点があるとすれば、光学ズームが10倍に留まること。広角28ミリということもあって、望遠が280ミリに留まってしまう。頻繁に最大望遠を使うという訳ではないし、根拠も特段ないのだが、400ミリあると安心できる気がしている。あと、どこでも述べられているけど、プロジェクターが要らないならCX720Vという選択肢が意外とダメなケースがある。というのも、CX720Vにはビューファインダーが付いていないのだ。確かにここ最近の自分の撮影の仕方を考えても、ビューファインダーを使うことは殆ど無い。が、最初っから付いていない、となると話は違う。全く使わないわけではないから。
今回の機種はまだまだ発展途上な気もするし、今使っているのもまだまだ使えるので、次の機種に期待するかな。とか言っていると、買いどきを逃してしまうのだが。