AKB48の新曲が2日でミリオンセラーになったらしい。今回のCDは、AKBの総選挙の投票券が封入されているとのことで、熱狂的なファンは数枚~数百枚買っているらしい。ただね、それを許す商売もどうかと思うよね。1人1票にしないと、本当の人気って測れないと思うんだけど。
それよりももっと驚いたのが、2位との差である。2位のCDは、その2日で10万枚に届いていなかった。なんと2位との差実に10倍。で、ここ数週間の週間ランキングを見ると、1週間でトップを取るために必要な枚数は10万枚から20万枚になっていた。週によっては5万枚に満たなくてもトップを取ることができるようだ。そんなんだから、トップテンに1万枚を切ってランクインすることも珍しくない。ネット配信が一般的になり、それに対応した携帯型音楽プレーヤーが手軽に入手できるようになって、かなりの需要がダウンロードにシフトしたということもあるのだろう。とはいえ、そんなに少ないのかと思ったら、何か残念な気持ちになった。
そもそも私なんかは、楽曲を買おうと思う気持ち自体が薄れてしまっている。昔はCDを買って、レコードとまではいかないまでも、擦り切れるまで1枚のCDを何度も聞いていた気がする。学生時代、CDがたくさん買えないときは、どうしても持ちたい楽曲だけ購入して、それ以外はレンタルでカセットテープに録音していた。そこまでやろうと思えなくなったのは、歳をとったからか?自分がつまらない人生を生きているからか?