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【二次元】 30歳の保健体育 第2章
 世の中は婚活がひっそりとブームになっているようですが、結局のところ一番騒いでいる世代はバブルを遠巻きに見ながらもっといい男がいるだろうと、向上心豊かな30代中盤以降の女性だったりする気がしていながらも、自分はどうなんだと問われると、ええ、まったくその気配はありませんけど、と堂々と答えるしかなく、思い返せば父親はちょうど今の私の年齢で子どもと出会っていて、晩婚化を実感してしまっている今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか。私は草食男子だと一言で片付けて現実逃避するのもいつかはやめなければならないなと切々と感じております。

 そんな二次元をこよなく愛し現実の世界になかなか溶け込むことが出来ない私達のために30歳の保健体育という本が出たと過去に紹介しましたが、調子に乗ってその続編がどうやら発売されたようです。名づけて30歳の保健体育 ~恋のはじまり編~(AA)。なんでも前回内容の詳細が省かれていた「出会いかた」と「デートのやりかた」を中心に書いてあるそうです。なんだか小出しにしているような気がして、まだまだ続編は出るのかしらと勘繰りたくなってしまいます。いくつも存在するハウツー本のなかから敢えてこれを選ぶ理由があるとすれば、二次元の世界にどっぷりつかっている我々に非常に親近感があるからというほか、これ以外の本はある程度の人間的なボーダーラインを超えていないと実践するのが難しいということでしょうか。そんなに簡単に声がかけられるようであれば、こんなに苦労してませんて。

 まあ、どんな世界でも理想と現実のギャップはあるわけで、やはり恋愛や結婚においても、理想とする二次元の世界と現実の目の前にある三次元の世界にはとんでもなく乖離があります。あの世界で起きていることの99%はこの世界にあてはまらない。二次元の世界での選択肢はせいぜい両手ほどで、かなりの高確率でフラグが立つ仕組みになっていますが、三次元の世界での選択肢は無限に存在していて、かなりの高確率で蹴落とされてしまいます。間違ってもコンティニューは効きません。もちろんセーブもできない。そんな中、これまで散々二次元世界で特訓してきた我々に活路はあるのか。この本を読めば多少は何か変わるのでしょうか。まあ、これまでそちらの世界に欠けていた情熱を、世間の常識をもって現実世界に振りさえすれば、意外と大丈夫なんじゃないかなと思っているんですけど。要は気持ちの持ちようですよね。

 うーん。結局自分次第だ。そのうちがんばろう。
by hidemite | 2009-07-30 14:08 | 日々思考
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